2015年 08月 12日
下着のかぶれ、かゆみでお悩みの人に<1.前置き・洗濯編>では、 洗濯洗剤の種類や、洗濯環境というのもかゆみに関係している可能性があることを書きました。 (そこから続編を書くまでこんなに時間がかかってしまってごめんなさい) 今回は「素材」。 肌着に使われる素材として、ポピュラーなものを上げると ・ポリエステル ・ポリウレタン ・シルク ・コットン ・レーヨン etc,,, 日常的に身につけている肌着の品質表示をご覧になったことがありますか? 私は娘が、次いで自分がアトピーになったのを機に 素材を気にするようになりましたが、 それまでは肌トラブルが無かったので、 それほど素材を考えて衣類を選んでいませんでした。 (家で洗濯できるかな、くらいはチェックしていましたが)。 肌が弱い人、敏感になっている人は、ポリエステル等の化学繊維は避けたほうがいいと言われています。 その理由は様々、色々あり、 化学繊維の種類によっても今は無数にあるため、「一般的な化学繊維は」という表現しか出来ませんが、 特にポリエステルは 肌との摩擦係数が高い→接触性皮膚炎が起こりやすい状態になる。 水分の吸水率が低い→汗をかくと、蒸れる→雑菌が繁殖しやすくなる。 水分の吸水率が低い→蒸れる→肌がふやけて敏感な状態になる。 ポリエステルはとにかく強く、伸縮性に長け、尚かつ安価なので 肌着のみならず衣類全般に多用されています。 コットン等の天然繊維は、 繊維の断面に空洞や細かい隙間があり、 そこに水分が入り込むので吸湿性に長けていたり、 もともとの湿度を持った繊維になりますが、 ポリエステルは中に空洞が無いので、水分を吸収せず、 乾燥しているそうです。 じゃあ、コットンならいいのか? そこも諸説ありますが、 コットンでも生地にするまでの様々な工程で、肌に優しいものと、そうでないものにわかれていきます。 どうして、マアルが看板商品として選んでいる、 オーガニックコットンの「生成り」「茶」が優しい理由は、 1・生地に油分が含まれている事。 綿そのものには油分が含まれています。 一般的な生地やタオルにする場合、油分を含んだままの糸は染めにくいので、 水酸化ナトリウム等の強アルカリ剤を使って脱脂という工程を得ます。 マアルのこの生地は、染めずに綿そのものの色で使うので、 植物性の石けんとぬるま湯で洗っただけなので、ほどよく油分をのこしたままです。 乾燥肌の人には、 適度に油分を含んでいるほうが肌が保湿され、優しく感じます。 2.生地に残留している薬品 脱脂した糸を生地にする際、糸に滑り止めの為にワックスをつけます。 編み上がった生地は、合成洗剤で洗い落とされ、 生地を柔らかくする為に柔軟剤を塗布、そして ものによっては変色を防止する為にホルマリンなどが付けられます。 マアルのこの「生成り」「茶」の生地は、 ワックスの代わりに「みつろう」をつけ、洗い落とすのにドイツ製のオーガニック洗剤で洗います。 それで既にふわふわなので、以降何か付けることもなく、 生地には何も残りません。 だから安心、優しいのです。 こうやって文章にするより、「触って」いただけたら一番いいんですけどね、、、 百聞は一見にしかず、と言いますが、 百見は、一触にしかず、といった感じの ふわっふわの生成りの生地なんです。 下着のかぶれ、かゆみでお悩みの人に,, 次は「形について」。後日アップします。
by marrublog
| 2015-08-12 21:23
| マアルオリジナル肌着
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