2017年 03月 04日
「春を待つ」1年経って
春を待つ 満月パンツ」が、昨年(2016年)の立春に発売され1年が経ちました。



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大分県の国東半島にお住まいの「よつめ染布舎」さんとのコラボレーションで、
オーガニックコットンに「春を待つ」という図柄を型染めしていただき、
満月パンツに仕立てたこの企画。


様々な意味でマアルにとって冒険であったし、挑戦でもありました。

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この扉を開けた時に確信した気持ち=「肌着の可能性を引き出していける」。


それは、
春を待つ 満月パンツ」に続いて、
春から続いてスタートした、春夏秋冬シリーズの支えにもなりました。

あの扉を開けたからこそ、昨年1年〜そして今年に繋がる展開になったのだなと痛感しています。


「春を待つ」に込めた私の気持ちは、あえて出さないように、出さないようにと
溢れ出しそうな言葉を抑えるのに苦労しながら、
ブログや商品ページを作ったのですが、


お求め頂いたお客様から、
これまでに一番、お手紙やメッセージを頂くことになりました。

そこに書いて下さっているご感想を拝見すると、

驚く程皆様が、作り手側の気持ちを汲んで下さっていたり、

その人ならでは受け入れかたをして、応援歌のように思って下さったり。


「春を待つ」1年経って_d0154362_17445592.jpg

立春の発売時期を過ぎて,
露出が少なくなってからでも、
夏、秋、冬、、、1枚1枚、必要として下さる方々の手に渡っているという手応えがあるパンツでした。


こういう肌着があってもいいんだ、と、
時折届くお手紙に力をいただきました。


残りがあとMもLも、一桁になりました。

先日オランダで開催されたMONO JAPAN用には、腰の赤い紐を身頃と同じ生地にして
追加生産したのですが、そちらが今月末船便で日本に戻って来たら、
数枚ずつですが販売する予定です、そして終了となります。



このブログを書くにあたり、
昨年の発売前後に、連投したブログを全て読み返しました。

1/29 春を待つ プロローグ
1/30 春を待つ 出会い
1/31 春を待つ 型染め
2/1 春を待つ ものがたりが生まれる
2/2 春を待つ 主人公は
2/6 春を待つ エピローグ



あの時に始まった「春を待つのものがたり」。

私個人は、実は「春を待つ」を通じ、
震災前後の数年、もがいていた「わたし」に向けて応援歌を送っていたのですが、


こう読み返してみると、自分の中でまた新たなつむじ風が巻き起こっていたところに
馬=「作りたい肌着を作ろうじゃないか!の世界へ行く馬」が迎えに来たのだろうと思います。


これからも何度も時期を待つこと、
来たと思ったら扉を開いてみること、が繰り返し訪れるのだろうと思います。


お客様の許可を得て、下記メッセージを無修正でご紹介し、「春を待つ」ブログをひとまず
終えようと思います。

完売になってしまうのがこれほどにも心細くなる経験もはじめて。
合計であと十数枚ですが、
ゆっくり、ゆっくり、必要とされるかたのもとへ。

「春を待つ」1年経って_d0154362_1842926.jpg


<お客様のお声 >

今日、春を 待つ が届きました。
初めは、柄物が可愛くて欲しいなぁ、でもお値段がなぁ。でした。
関連記事を読んでいくうちに、単なる下着では無くて作品と言うか、丁寧に作られた、何かパワーをもらえそうなものだなぁと思うようになって、ずっと悩んで考えて注文しました。
色々とついてないことがあったり、精神的に参っていたのですが、今の私にぴったりなメッセージに感動してしまいました。
何も考えなければ、素敵なパンツ。なのかもしれません、でも今の私にはなんだか力を授けてくれるような!制作に手を掛けられた方々の丁寧な想いが気持を上に引っ張ってくれるんじゃないかと思わせるようなパンツでした!
買ってよかった!
こんな風に思える買物なんて、そうそうありませんね〜
買ったことに喜びを感じる買物を久しぶりにしました。ありがとうございます。
これからも、大切にしたくなるパンツを企画してください!
大袈裟かもしれませんが、手に入れられて幸せです!本当に落ち込んでいたのに、私に春が来る!と変な自信が湧いてきました!笑
不思議ーーー!

----このメッセージの掲載についてお訊ねするメールへのお返事--------

あのメッセージでよろしければ、どうぞお使いください!

こちらはお返事にも感動している位です。
春を待つを履いてから、どんどん元気になっています

さあ行こう!

この一言に励まされて、まだ波のある感情が落ちそうになっている時も、何とかなりそうです。
何もかもが、今の私に必要なものでした。
いい事も嫌な事も、必要だからやって来た。
先延ばしにしても越えるまで何度でもやって来る。
変えたいならばもう、進むしかない。そして、後はなるようになるでしょう。

ここまで一気に考えられるようになりました。
春を待つが私の追い風になった事は確かな事です!

言霊はよく聞きますが、作品にも造った人の心が宿るのは、本当だったんだなぁと思ってます。
装飾品は持ち歩けないけれど、肌着はこっそりと笑←そこがまた良い!
(見せたいくらい素敵ですけどね!)
身につけていられるので、良いですね〜

年内、じっくりと自分を癒して、来年は飛び出して行こうと思っています

力が必要な人にぜひ履いてほしいですね!
本当にどん底の時には、それを探す事が難しいのですが。。。

では、また。

気がつけば生理日以外は毎日マアルさんでした!笑
素晴らしい!笑

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このお客様をはじめとする、すべての皆様へ感謝です。
名古屋でも、春を待つお客様と印象的な会話がありました。

肌着からの応援、これからも誠心誠意していきます。


nao


<春を待つ 満月パンツ>


1/29 春を待つ プロローグ
1/30 春を待つ 出会い
1/31 春を待つ 型染め
2/1 春を待つ ものがたりが生まれる
2/2 春を待つ 主人公は
2/6 春を待つ エピローグ

2017.3.4 today→ 春を待つ 1年経って 

by marrublog | 2017-03-04 18:15 | マアルオリジナル肌着


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