2016年 02月 02日
春を待つ 主人公は
ここから、舞台は変わります。


よつめ染布舎さんが精魂込めて染め上げて下さった布を
ひとつひとつ、マアルが満月パンツに仕立てています。


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これを手にして下さる人の居るところが舞台。



わたしが居るところ、だったり、

わたしが贈りたくなった大切な誰か居るところ、だったり。

誰かに贈りたくなったわたし、の心の中だったり。






肌が弱くて身につけられるものがないから、
下肢がむくんで辛かったから、

そんなきっかけで作り始めたマアルの肌着でしたが、

日々当たり前に身につけるようになって、

ますます肌着のもつ、単なる衣料品だけではない力を感じています。




締め付けず、
血液やリンパを巡らせて、
循環のよい身体にしていくと、
自律神経、そしてホルモンバランスにも影響を与え、


ひいては


気持ちも思考も巡り始め、

動き出す、

踏み出す勇気がわいてくるのです。



レースも糸も、身頃も全てオーガニックコットンで出来たマアルのショーツは、
自然からの贈りもの。


いつも優しく肌に寄り添ってくれていることで、

常に安心感も与えられていきます。




何かをはじめたり、踏み出すことだけが美徳でもなく、


どんな状態であれ


選んで、決めて、そこに居る、そうある。



その選択をする、
しようとしている、

その決断をした、
しようとしている「わたし」というものを


応援したいのです。


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(よつめ染布舎小野さんの奥様、陶芸家の岡美希さんの作品)




「春を待つ」。



この絵を、すぅっと導かれるようにマアルが選んだのは

いつも思い描いていた「肌着からの応援」を

この絵が表してくれていたからなのでしょうか。



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メルマガにも書きましたが、

「春を待つ」は、

大切な「誰か」に贈りたくなる、そんな作品になったと思うのです。

マアルの肌着で「作品」という言葉を使ったのは、
今回が初めて。


「誰か」は、自分だったりもします。


新しいところへ向かっていこうとしている人、

ある大仕事を終えた人、

おめでとう、という言葉をかけたい人、

一大決心をした人、、、。


その気持ちを、揺らぎそうになったとき、
思い出して頂けるような箱も作りました。


広島の職人さんが、「張り箱」という美しい仕上げにするため、
箱に優しい色の紙を貼り、

さらにひとつひとつ、型抜きをして下さいました。

まるで宝箱です。


中には、広島県大竹市で生まれた紙に、
小さなものがたりが書かれ、
そっと入っています(プレゼント出来るよう、お値段は書いていません)。









さあ、


つむじ風がわき起こりました。


後ろから背中を押してくれているかのようです。


馬も嘶(いなな)き、さあ、行こうと呼びかけています。



わたしの準備が整ったら、



春は、もうすぐそこです。





春を待つ 主人公は_d0154362_20542381.jpg







2月4日(木)立春。朝10時から
ネットショップ白島店舗で限定販売を開始致します。




「春を待つ」特設頁が出来ました→











1/29 春を待つ プロローグ
1/30 春を待つ 出会い
1/31 春を待つ 型染め
2/1 春を待つ ものがたりが生まれる
2/2 春を待つ 主人公は
2/6 春を待つ エピローグ



「春を待つ」ブログ記事に登場した写真
ROAM DESIGN 大前洋和
よつめ染布舎 小野豊一
矢吹菜美


by marrublog | 2016-02-02 21:01 | マアルオリジナル肌着


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