2016年 01月 30日
小野さんは広島県北部で代々続く、老舗の型染めをご家業とするご長男。 2011年マアルの店舗開店を控えた頃、開店記念の手ぬぐいを作ってほしくてコンタクトをとったのが出会いでした。 その時は、様々な理由で手が届かず、製作には辿り着かなかったのですが、 突然にも関わらず丁寧に気持ちを聞いて下さった小野さんの印象が残っていました。 そこから4年。 オーガニックコットンに絵柄が入った生地が欲しいと思い、 いろいろ考えていたときに、 ふっと頭に浮かんだのが小野さん。 連絡をしてみると、この4年の間に小野さんはご家族を持ち、 「よつめ染布舎」として独立され、 大分県国東半島の伊美、という海沿いの地に工房と、「すずめ草」というギャラリーも構え、移動されたばかりでした。 広島から離れてしまった、ということよりも、 なんだかむしろ、新しい地で展開されている小野さんにも興味が湧き、 早速会いに行きました。 国東半島芸術祭の会場として使われていたという、 大きな敷地の古民家。 そこで見せて頂いた作品の数々。 作品の周りを彩るように、小野さんと陶芸家の奥さんのエッセンスが散りばめられた古民家での暮らしぶり。 幼い元気いっぱいのお嬢さんを眺めるお二人の優しい目。 ここから生まれるテキスタイルで、マアルの肌着が作りたい。 そう感じました。 小野さんの染める図案は、全てオリジナル。 グラフィックデザイナーでもあり、 パッケージのデザイン等もされています。 マアルの肌着の図案をどうしようか。。 小野さんが色鉛筆やマジックで何年にも渡りデザインした、 まるで宝の山のような図案集をお借りし、 いくつか絞った中から、 マアルのメンバー全員一致で、これがいい、と選んだ図柄。 小野さんにこの絵に決めます、と伝えたところ、タイトルを教えて下さいました。 「春を待つ」。 型染めの工程、に、続きます。 1/29 春を待つ プロローグ 1/30 春を待つ 出会い 1/31 春を待つ 型染め 2/1 春を待つ ものがたりが生まれる 2/2 春を待つ 主人公は 2/6 春を待つ エピローグ
by marrublog
| 2016-01-30 15:17
| マアルオリジナル肌着
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